ピアノ乾燥剤を置く場所(アップライト)
乾燥剤ネタが続きます。
カワイのアップライトピアノ
KL-502 の調律にお伺いしまして、
下パネルを開けたところ
ペダル天秤とフレームの間に
乾燥剤ががっちりと挟まって
おまけに破けて中身(シリカゲル)が散乱していました,,,
カワイのピアノに、カワイの乾燥剤。
ピアノの中にはどっさりと乾燥剤が。
時々見かける光景です。
業界の大人の事情ってやつです...
このようにペダルの動きを妨げるような位置に
乾燥剤がある場合は概ね
- はじめから、そのような位置に置いた
- 引越などでピアノを立てたりして移動した際に動いた
等が考えられます。
シリカゲルだったので
中身が散らばる程度で済んでいますが
これがいわゆる「水とりぞうさん」的な
水の溜まるタイプの湿気取り(←絶対に使わないでください)なんかだと
塩カル水が飛散して、取り返しのつかない事になります。
どうしてもピアノの中に
乾燥剤的なものを入れないと気が済まない方は
通常、底板の右サイドが空いてますから
空いているスペースに
響板に触れないような格好で置いてください。
もっともピアノ乾燥剤の類いは
ほとんどその効果が見られない上に
先のようなトラブルの原因になることがあるので
無理に入れる必要はありません。
ピアノの除湿は部屋ごとやって頂くのが最も効果的↓
http://www.piano-tokyo.jp/humid.html
お手持ちのピアノがアップライトであれば
ダンプチェイサーを導入するのも一つの方法です↓
http://www.piano-tokyo.jp/dampp-chaser.html
カワイ KL-502 の調律@東京都練馬区
2014年7月18日 | カテゴリー:ピアノ調律