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良くある質問(ピアノにまつわる質問集)一覧

ペダルの位置が高く踏みにくい

昨今は騒音などに気を配る方も多くなり、防音インシュレーター等の厚みのあるものをペダルに履かせるピアノも多い為、ピアノ全体の高さが必然的に上がってしまう事が多いです。当然ペダルの位置もその分高い位置になってしまいます。特にアップライトピアノはグランドピアノよりも元々高めになっている事が多いので、防音インシュレーター等を履かせてしまうとかなりペダルの位置が高くなります。ピアノのペダルは自動車のアクセルペダルと同様に踵を床につけて使いますから、ペダルの位置が高いと足首の角度がきつくなり操作し難くなってしまいます。ピアノのキャスター下部に履かせている防音インシュレーターや敷板などで、ピアノが高くなってしまった厚み分に相当する厚みの板を踵が来る位置に設置してやることで大分楽にペダルが操作出来るようになります。簡単に用意出来ますので、ペダルの位置が高く操作し難いと感じて居られる方は試してみては如何でしょうか。少しの工夫でピアノの演奏が快適になります。

防音インシュレーター
床伝いの振動を抑える分厚い防音インシュレーター。振動を抑えてくれるのはありがたいが、ペダルの位置が高くなってしまう問題が...

事務所のペトロフ用にもペダル用の台を作って設置してみました↓
ペダル用の台
インシュレーターでペダルの位置が上がった分と同じくらいの厚みの板を敷くことでペダルを操作しやすくします。

ピアノのペダル用台奥側
台の奥側(響板側)は壁の幅木までつけます。幅木で押さえてくれていればズレる心配もありません。この際、幅木や壁を痛めないように傷防止フェルトを貼っておきます。

ピアノのペダル用台底面
台の底面は滑り止め兼防振パッドを貼っておきます。

オスモカラー ウッドワックス チーク
今回、台に使用した材はタモの40mmで、そのままでは汚れや水に弱いので、オスモカラーのウッドワックス「チーク」で仕上げました。オスモはドイツの自然派塗料で硬めのブラシで塗った後、余分な塗料を拭き上げて完了です。失敗が少なく仕上がりも材の木目を生かした美しい色になります。

ピアノ調律に関するご質問は、
お気軽に渡辺宛 info@piano-tokyo.jp までお問い合せください。

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